すぐには事務所を辞めなくても、弁護士が転職サイトに登録しておくべき理由6つ

弁護士の働き方

今すぐに事務所を辞めるつもりではないけど

  • いつか辞めたいと考えている
  • 退職まで今の事務所に骨を埋めるつもりはない
  • 今すぐじゃなくてもいつか独立開業したい

こう感じている人は多いんじゃないでしょうか。

いつか動かなきゃいけない…だけど行動をするのは勇気が出ない…

そんな人にお勧めしているのが、とりあえず転職サイトに登録だけしておくことです。

登録は無料だし、たった数分でできます。別に、登録したからといって、転職活動を始めなければならないわけでもありません。

この記事では、今すぐ転職したいわけではない弁護士も転職サイトに登録するべき理由6つを紹介します。

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転職サイトに登録すべき理由6つ

1. 余裕のある時にこそ、次の展開に備えておこう

これが一番の理由です。

若ネコ弁護士
若ネコ弁護士

でも転職サイトの登録なんて、やる気になったらいつでもできるし。今じゃなくてもいいよね

アキ先生
アキ先生

いつでもできると思えるのは、余裕があるから。追い詰められるとそうではなくなります

余裕がある今は、「転職サイトの登録なんて簡単!いつでもできる」と思うでしょう。

でも、精神的に追い詰められると人は気力がなくなり、普段は簡単なことでもできなくなってしまいます。

理不尽なボス弁、感情的な依頼者、勉強不足でできない自分…

逃げ出したい現実が積み重なり、いざ本気で転職したいと思ったときには、転職活動はおろか、転職サイトに登録する気力すら枯渇しているかもしれません。

アキ先生
アキ先生

精神的に余裕のある「平時」にこそ登録しておきましょう。

情報を集めておけば、「いざ」というときに役立ちます。

転職サイトは、今すぐ転職活動をしたい人以外でも使えます。

普段から将来を考えている弁護士は、転職市場の情報を集めたり、いざというときに頼れるエージェントと顔つなぎだけしています。

登録すると、エージェントから面談の日程調整の連絡が来ると思いますが、「今すぐの転職は考えておらず、将来のために登録しました」と伝えればOKです。

その後は、

  • 登録した希望条件に沿った求人情報(会社・事務所名、業界、給与、求めるスキル)
  • 自分の職歴に合致するおすすめ求人情報

の情報が、放っておいても蓄積されていきます。

いざ真剣に転職活動をするとなったときには、どのような職場で働けそうか、どのようなスキルが売りになるのか、業界相場の参照データとして非常に役に立ちます。

2. 自分の市場価値がわかる

転職サイトに登録すると、さまざまな求人情報が流れてきます。

若手弁護士
若手弁護士

え、インハウスってこんな感じ?うちの給料って安すぎ?

若手弁護士
若手弁護士

企業法務の経験を求める求人ってこんなに多いのか…もっと案件を受けよう!

こういったことに気づくことがあります。

これまでの経験がどれくらい評価されるのかが分かり、市場での自分の価値が見えてきます。

  • 自分の価値を高めるための案件の選び方
  • 今の職場は正当に評価してくれているのか

を判断する力がつくので、合理的なキャリアプランを立てることができるようになります。

今の職場がもし自分を正当に評価してくれていないと感じたら、価値に見合った職場への転職や、独立開業のタイミングです。

逆に、市場価値はともかく今の事務所が好きだと再確認できれば、今の環境に感謝して業務に打ち込めます。

いずれにせよ、自分の市場価値を知っておくのは役に立ちます。

3. 「別の道」が見えていれば、理不尽な要求から自分を守れる

怒る弁護士
怒る弁護士

【お客さんの前で】あれ?この書面が無いな…どうしてないんだ!やっておけって言っただろ!

アキ先生
アキ先生

は、はい…(嘘だ…本当は言われてないのに…)

新人弁護士は、「そんな理不尽な…」という目に遭うことはよくあります。

弁護士として1人で戦ってきたボス弁世代は、悪い意味で「角が取れていない」ことがあります。

特に60代、70代のボス弁がいる場合、価値観も常識も異なるため、面食らう言動が多々あるでしょう。

そんな時も、「自分は最悪、辞めることができる!」と分かっていたら救いになります

  • 明らかに理不尽な命令や叱責
  • 本当はどうしても我慢できないボス弁の言動

もしも「この事務所を辞めたらどこも拾ってくれないかも…」と思っていたら、拒絶する勇気もでません。

しかし「最悪、辞めても次の職場は見つかる」と思っていれば、理不尽な要求に「NO」と言えます。

4. 精神的余裕があるから仕事に打ち込める

今まで書いてきたように、

  • 転職の可能性を具体的に思い描ける
  • 自分には市場価値があるという自信がつく
  • 最悪、辞めればいいという安心感が手に入る

能力に対する自信や先行きに対する安心感が手に入ります。

そうなれば、結果的に日常業務に打ち込むことができて、結果的に仕事のクオリティが上がります。

  • 今の事務所が辛い、だけど
  • これまで経験してきた仕事に自信が持てない
  • 辞めたら就職できるか心配…
  • 事務所にいるしかないのか…でも辛い…

不安が減れば、ぐるぐるとこのような自問自答を続ける時間が無くなります。

余計な迷いや悩みに割かれていた脳のキャパを業務に回せるため、結果的に仕事のクオリティがあがります。これによって上司との関係性が好転する可能性すらあります。

辞める選択肢を検討した方が、今の事務所の居心地が良くなるというのは不思議な話ですが、辞めるにせよ辞めないにせよ、心の余裕を手に入れることによって選択肢が広がります。

5. やりたい仕事に気づける

転職エージェントが流してくれる求人を見ていると、

若手弁護士
若手弁護士

え、こんな業界があるんだ。面白そうかも

若手弁護士
若手弁護士

こんなに待遇いいのですか?個人事件受任可で?

と気づくきっかけになります。

  • 今よりも面白そうな仕事の可能性に気づける
  • 自分にぴったりの求人が出た

このチャンスは、転職サイトに登録しておかないとタイムリーに掴めません。

逆に、登録さえしておけばメールの流し読みでこういった情報に気づくことができるのは、コスパが良いですよね。

6. 転職活動を始めるときに有利

アキ先生
アキ先生

今こそ事務所を辞める!

そう決めたときにも、前もって転職サイトに登録してあれば圧倒的に有利です。

前もって転職サイトに登録している人
  • どういう求人があるのか既に知っている
  • 求められる経験を知り、それを積んでいるからニーズの高い人材になっている
  • 「これだ!」という案件にタイムリーに応募できるから、マッチングの確率が高い
  • 自分の市場価値を把握しているから交渉しやすい

早めにスタートを切っているため、有利なのです。

転職サイトに登録しておくことで、自分の将来は大きく変わります!

転職活動を始める前から、自分のポジショニングを客観視し、市場に求められる経験を積むことができます。

理不尽な慣習や人間にNOという強さを身に着けて、自分を守りましょう。

転職サイトに登録するべき理由まとめ

今すぐは転職を考えていなくても、弁護士が転職サイトにとりあえず登録しておく理由を解説しました。

今すぐ転職サイトに登録する理由
  • 余裕がある時にこそ「次」の準備が大事
  • 自分の市場価値を把握できる
  • 別の道が見えていれば、理不尽な環境から逃れられる
  • 精神的に余裕があるから「今」の仕事に打ち込める
  • 魅力的な仕事のチャンスに適時に気づける
  • いざ転職活動を始めるときに圧倒的有利

ストレスに潰されてしまうと、気力が削がれて簡単なタスクにも腰が重くなるもの。

自分に限ってそんなことは…と思うかも知れないけれど、本当にブラックな状況になったときには精神を摩耗してしまいます。

だからこそ今のうちに登録するのがお勧めです。参考にしてみてくださいね。

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